転職活動を進める上で、過酷な労働環境であるブラックな介護施設を事前に見抜いて避けることは、自分自身の未来を守るために不可欠といえます。
そのためには、まず求人情報の出し方に注目するとよいでしょう。ハローワークや求人サイトにおいて、一年中いつでも大量の募集を出している施設や、給与額が相場に比べて不自然に高すぎる、あるいは低すぎる施設は、慢性的な人手不足や離職率の高さを隠している場合があるため警戒が必要です。次に有効な手段となるのが、応募前や面接時に実際の施設見学を行うことです。見学の際には、案内される綺麗な設備だけでなく、そこで働くスタッフの表情や言葉遣い、利用者の様子をじっくり観察しましょう。
施設見学の際に挨拶をしてもスタッフから笑顔で返ってこない、あるいは職員同士が険悪な雰囲気である場合は、現場が過度に疲弊しているサインと考えられます。また、施設内が整理整頓されておらず、掃除が行き届いていない場合も、業務に追われて心の余裕がない証拠と言えます。
他には、インターネット上の口コミサイトやSNSで、元職員による生の声の書き込みを調べることも参考になります。ただし、ネガティブな意見のすべてを鵜呑みにするのではなく、特定のトラブルが複数回指摘されていないかを客観的に見極めることが大切です。面接の際にも、離職率や平均残業時間について質問したときに、面接官が言葉を濁したり不機嫌になったりする施設は避け、常に誠実で透明性のある対応をしてくれる場所を選ぶことをおすすめします。